YOGAクラス 過去のテーマとヨガのポーズ

YOGAクラスの過去のテーマとヨガのポーズをご紹介します。[2018年のページに戻る]

9月のテーマ『マインドフルネスヨガ』

今回は、自分がちょっとした痛みにどう反応するのか、観察してみようという提案です。

観察することで、痛みとのつき合い方も、痛みから受けるストレスも違ってくることに驚くのではないでしょうか。

体側を伸ばすポーズ

@両足を大きく開いて立ちます。左右の足と床でつくられる三角形が正三角形になるくらい開きます。つま先は正面に向け、両腕は、最初は体の脇に沿ってすーっと下に伸ばします。頭のてっぺんは、ふわっと高く上方へと意識します。

鏡を見ないで(つまり目を半眼にして)、自分では両肩が平行になっていると思ったところで目を開き、鏡を見ます。どちらかの肩が上がっているかもしれません。すぐ直さないで、「あっ、そうなんだ」と受け止めます。それからゆっくり、左右の肩を平行にします。

体側を伸ばすポーズ@

A息を吐き、ゆっくり息を吸いながら、両腕をゆっくり水平になるまで上げていきます。そのままの姿勢でできる自分の呼吸を続けます。

両腕を上げると、慣れていないとたいていの場合、両肩に力が入り、肩が上がり、極端に言えば頸が少し肩に埋まります。
自分の場合はどうか、肩へ注意をむけます。そして肩から余分な力を抜くように、自分の両肩にメッセージを送ります。肩から余分な力が抜けると、腕の長さが、指先の方に少し伸びます。

大事なのは、そう感じない場合は、「そうか、今のところはそうは感じないな」として、そのままでいることです。「何故だろう、やり方が間違っているのだろうか」などと考えを発展させないでいましょう。

体側を伸ばすポーズA

B今度は骨盤の位置はそのままで、水平にしていた腕を息を吐きながらゆっくり右に倒していきます。

体側を伸ばすポーズB

C息を吸って、左手のひらを返して、指先をぐーっと上方に伸ばします。そして息を吐きながら、上体をさらに右に倒します。左の体側がジワーッと伸ばされ、右手は重力に従って下に力を抜き、右手は上に、左へと伸ばしていきます。この姿勢でできる楽な呼吸で4〜8呼吸保ちます。

左腕は今この瞬間、上げられるところまで上げていきます。体の内側の感覚に注意を向けて、今日の限界まで上げていきます。ちょっと痛みがあるかもしれません。それはどのような痛みなのか、注意深く吟味していきます。

感情にも注意を払って、気づいていきます。どんな感覚や感情や考えが沸き起こっても、よいとか悪いとか価値判断しないでそのまま受け取ります。

ゆっくり吸いながらAの姿勢に戻し、息をついで@のスタートの姿勢に戻し、呼吸を整えます。少し休憩して、反対側も同様に行います。

気づくということは、その瞬間起きている感覚や感情や考えと自分が一体化しているのではなく、少し距離を持って、思いやりを持って眺めている状態です。

体側を伸ばすポーズC