YOGAクラス 過去のテーマとヨガのポーズ

YOGAクラスの過去のテーマとヨガのポーズをご紹介します。[2018年のページに戻る]

7月のテーマ『緊張と弛緩のバランス』

「マインドフルネス」(今という瞬間に注意を向けること)という視点からこころとからだと気づき≠ノついて書いていきます。

ヨガポーズ法について、基本をおさらいしましょう。

1)呼吸とともに、ゆっくり意識的に動作する
2)余分な力を抜き、動作に伴って引き起こされる内部感覚に注意を向ける
3) 一定時間(通常は4〜8呼吸)、ポーズを保ち、留まる
4) ポーズをほどいたら、楽な姿勢でリラックスし、ポーズの余韻を味わう

マインドフルネスヨガ

椅子に腰かけて、左足の腿の上に右足を乗せます。左手の指を右足の指と1本1本交互に深く交差します。右利きの人は反対側で始めたほうがわかりやすいかもしれません。

マインドフルネスヨガ@

最初は、手指は足指を、足指は手指を、互いにギューッと、息を穏やかに吐きながら握ります。どんな刺激が内部に起きているかに注意を向けながら行います。つまり強すぎず、気持ちがいい、というぐらいの強さまで握ります。

今度は、足のほうはなるべくリラックスします。膝や足首から力を抜いて、手で足をギューッと握ります。すると足は手指の柔らかさとか温かさも感じるかもしれません。別の気づきがあるかもしれません。どちらにしても、さっきより内部感覚の受容性が少し高くなっているのではないでしょうか。とくに何も変化を感じなくても、それはそれで「いいのだ」なのです。「そういうこともあるのかな」でスルーしてください。

今度は手、腕、肩、の力を抜きます。そして、足指で手指をギューッと穏やかに息を吐きながら握ります。手が握られている感覚に、気持ちを向けます。足指のゴツゴツした感じが感じられるかもしれません。

このエクササイズの間、あれこれ考えてしまう瞬間もあり、これでいいのかと思う瞬間もあり、内部の感覚に注意を向ける瞬間もあり、それらを交互に行きかいながら左右の足で丁寧にやって3分。

少しだけ普段と違うこころとからだの気づきがあったかもしれません。

「よくわからないなあ」と思っても、それでいいのです。今という瞬間に留まることは、少しばかりトレーニングが必要なのです。また、明日やってみてください。