
心の問題に体からアプローチする
「こころとからだクリニカセンター」では、心と体はお互いに影響を与えあっている、という見方にもとづいてセラピーを行っています。

なぜ、心の問題に体からアプローチするのでしょう。
心の問題を抱える人の多くは、問題なのは心だけだと思っていて、心で心をなんとかしようとして、堂々巡りに陥りがちです。私たちはあなたの体の感覚に焦点を当て、体に働きかけることで、「ここに、今ある自分」を充分に味わってもらいたいのです。セラピーは、ありのままの自分の欲求や、感情に気づくところから始まります。
がんばりすぎていませんか?
「今の女性は、自分で何とかしなくちゃと思いすぎていて、がんばりすぎて体の感覚や自分の感情をありのままに受け入れられなくなっています」(こころとからだクリニカセンター所長・森川那智子)
「女性も仕事をするのが当たり前になり、そのうえ、女性ならではの気配りや、若さ・美しさも求められ、仕事も家庭もうまくやる、そんな現実離れした理想の女性像に、女性自身もとらわれているのではないでしょうか? その結果、いつも、やり残した感覚があり、もっとがんばらなくちゃ、となってしまう。専業主婦であれば、何かサボッているような、努力不足のような感覚がつきまとってしまう」(森川那智子)
私たちは、変化の激しい時代に生きています。当然、ストレスと緊張にさらされることも多いでしょう。
日常生活を考えてみてください。体はここにあっても、意識は過去にさかのぼったり、未来の計画を考えたりと、絶え間なく動きつづけています。
ヨガは、絶え間なく動きつづける心をいったんとどめ、「今、ここ」のいきいきした体験を味わうための、いわば技術です。また、自律訓練法では、自らで自分の体をリラックスさせることを学びます。
これらの技術によって、たとえば、悲しければ悲しいとありのままに受け止める、疲れていれば「そうか、私は疲れているんだ」とそのまま受け入れるといった体験を大事にしていきます。
「すぐに解決をはからなくても、まず自分の内側からのメッセージを受け止めていく。そして、自分のものの見方、とらえ方が偏っていることに気づき、修正していくことができるようになれば、自分の存在をもっと豊かにできるのでは・・・」(森川那智子)
その人に応じたプログラム
「こころとからだクリニカセンター」のカウンセリング(個人療法)では、このようにして、自分を受け入れ、体を(そして心も)リラックスすることを学び、セラピストといっしょに問題に取り組んでいく、そのためのプログラムが個人に応じて組まれます。(くわしくは、カウンセリングのページをご覧ください。)
また、ヨガを体験し、実習していくための、少人数のヨガクラスも設けています。1回80分のクラスで、こころとからだをほぐしていく時間を味わってみませんか。(くわしくは、YOGAクラスのページをご覧ください。)