YOGAクラス 過去のテーマとヨガのポーズ

YOGAクラスの過去のテーマとヨガのポーズをご紹介します。[前のページに戻る]

9月のポーズ『魚のポーズ』

免疫力を高めるシリーズの4回目、先月紹介した<鋤(すき)のポーズ>とセットで行うのが効果的です。
<鋤のポーズ>は首肩背中を柔軟に伸ばして、首から下を逆転させ、全身の血行を促すポーズでした。

それを補完する効果があるのが<魚のポーズ>です。
<魚のポーズ>は胸や肩を開き、免疫力のカギを握っている喉に意識集中するポーズです。

魚のポーズ

@ 両足は腰幅にして、仰向けになる。

A 両腕は体側に沿って伸ばし、前腕を尻の下に、手のひらを下に向けて伸ばす。
このとき、手のひらのつく位置に注意します。なるべく下(足の方向)のほうにつき、肩を下げ、首を肩から引き伸ばすようにする。

B 息を吐きながらお腹をドローイング。ここからはお腹は緩めないようにする。

C 息を吸いながら、肘(ひじ)で床を押して胸を持ち上げ、さらに顎(あご)を上げて首をぐるりと反転させて、頭頂を床につけるようにする。目は30〜40p先の床を見つめる(目は上目になっている)。

そのままこの姿勢でできる胸を意識した呼吸をする。吸うときに胸をいくらか持ち上げるように、鎖骨のところまで息が入り、さらに喉を意識する。喉に肺があるわけではないが、吸う息のエネルギー(プラーナ)が喉に届くとイメージする。息を吐くときはお腹を凹ませるようにして。4〜8呼吸保持。

注)背中や首が固いと、胸や首を十分に反らすことができなくて、頭頂部ではなく後頭部が床についてしまう。すると首に負担がかかるので、やや短めで止めておくとよい。

D 息を吐きながら肘を使ってゆっくり首を伸ばし、肩や背中全体をおろし、完全なくつろぎのポーズで休む。体を緩ませる過程で、項(うなじ)を伸ばしたり、首・肩・腰などをゆらゆらとか、くねくねと揺さぶってみると、体が自然に調整され整えられ、気持ちがいい。そして、そのままゆったりとくつろぐ。喉や胸のあたりがほのぼのと温かくなってきたら上出来です。<鋤⇒魚>をセットにして2セット。