YOGAクラス 過去のテーマとヨガのポーズ

YOGAクラスの過去のテーマとヨガのポーズをご紹介します。[前のページに戻る]

7月のポーズ『項(うなじ)をほぐすポーズ』

項(うなじ)と後頭部との境目をほぐします。スマホを30〜40分やっただけで、頸の付け根から肩にかけて前傾した首を支える僧帽筋(そうぼうきん)は緊張し続けます。肩こりを自覚するのはまず首の付け根です。目の疲れ、頭のすっきりしない感じというのは主に後頭部から首にかけての緊張が原因です。

スマホを見ていて、前方に視線を転ずるとき、首は前傾したまま顔面を上げるので顎(あご)が上がり、小さくろくろ首♂サするわけです。後頭部と頭頸部とのつなぎ目が収縮します。

項(うなじ)をほぐすポーズ

@ 仰向けになり、膝(ひざ)は腰幅にして膝を立てる。踵(かかと)が膝の下に来るように、つまりヒップに引き寄せません。背中全体をゆったり床やマットに広げる。両腕は楽な位置に伸ばします。ここで<完全なくつろぎのポーズ>のように、脇を緩めて緩やかに伸ばします。

A 軽く息を吸って、ゆっくり吐きながらヒップを持ち上げます。肩関節の中心、股関節の中心、膝関節の中心を結ぶ線が斜めに一直線になるイメージで。お尻を持ち上げすぎても、お尻を落とすのでもなく、です。

このポーズはヒップから腿(もも)の裏側の筋肉を使うので、それらの引き締め効果に焦点を当てる行うやり方もあります。

しかし今回は顎を喉のほうに引き付け、後頭部から頸部にかけての緊張を緩めることを目的にします。そこに注意を向けて行います。ちょっと体をごく軽く揺さぶると、うま〜く体重が首肩に乗ってきます。そして後頭部から項にかけて、じわっと伸ばされほぐされてきます。

そのまま静かに呼吸。肛門を閉じ、お腹も軽く引き締め、この姿勢でできる楽な呼吸を6呼吸前後続け、今度は非常にゆっくり背骨の上のほうからゆっくりゆっくり床に下ろしていきます。

B スタートの姿勢に戻ったら、お腹を意識した呼吸で、息を整えます。吐くとき、最初ふつうに吐いて、後半腹筋も使って、お腹をへこませるように、内側に引き付けるようにして吐き、吸うときお腹を持ち上げるようにします。お腹が温かくなってきます。2セット。